• 走査型電子顕微鏡
    (日本電子製JSM-6510A)
  • eq1

    試料表面を電子プローブで走査することで,高倍率での形状観察が可能な電子顕微鏡である。 エネルギー分散型分光器を備え,微小領域に含まれる元素の定性・定量分析や, 線分析,面分析も行える。岩石,鉱物試料の組織観察や化学分析などに使用している。

  • X線回折分析装置
    (リガク製SmartLab)
  • eq3

    X線の回折現象により,結晶構造の決定や多相試料に含まれる結晶相の同定を行える分析装置である。 岩石試料に含まれる鉱物の定性,定量分析に使用している。

  • ハンドヘルド型蛍光X線分析装置
    (オリンパス製DELTA)
  • eq3

    試料に一次X線を照射した際に発生する蛍光X線(二次X線)の分光により, 試料に含まれる元素の定量,定性分析を行う分析装置である。 岩石試料の化学組成の定性,定量分析に使用している。

  • 水同位体アナライザー
    (Picarro製L2130-i)
  • eq4

    キャビティリングダウン分光法により,水試料の水素酸素同位体比の分析を行う装置である。 地下水や河川水,降水,熱水など環境水が主な分析対象であり,地下水の起源や流動状態把握, 地熱貯留層の温度推定などに使用している。

  • イオンクロマトグラフ
    (島津製作所製Prominence)
  • eq5

    水試料に含まれるイオンの定性,定量分析に使用するイオンクロマトグラフである。 地下水や河川水,降水,熱水など環境水が主な分析対象であり, 地下水流動系の区分や水-岩石反応の把握,地熱貯留層の温度推定などに使用している。

  • 六フッ化硫黄分析システム
  • eq6

    電子捕獲型検出器を備えたガスクロマトグラフ(島津製作所製GC-2014)と試料前処理ラインからなる。 水試料,ガス試料に含まれる六フッ化硫黄の定量分析に使用する。 六フッ化硫黄の濃度に基づいて,地下水の滞留時間推定が可能である。

  • ガスクロマトグラフ
    (島津製作所製GC-2014)
  • eq8

    熱伝導度型検出器及び水素炎イオン化検出器を備えたガスクロマトグラフである。 ガス試料に含まれる無機ガス,有機ガスの定性,定量分析に用いる。また,水試料に含まれる溶存ガスの定性,定量分析も可能である。 地熱兆候地で採取される噴気の分析による貯留層評価や,地下水の涵養温度推定などに使用する。

  • トリチウム電解濃縮装置
    (デノラ・ペルメレック製トリピュア)
  • eq9

    水試料に含まれるトリチウムを電解濃縮するための装置である。トリチウムは地下水や地熱水の循環状態を把握するために有効な環境トレーサーであるが, 環境中の濃度が低いため検出前に濃縮する必要がある。 地下水や地熱水の滞留時間推定や最近涵養された地下水の混合状態の把握などを目的として分析を行う。

  • 浸透率測定装置
    (TEMCO MP-401)
  • eq10

    窒素ガスを利用した簡易的な浸透率測定装置で,野外での原位置測定のほか,岩石コアの測定にも使用できる。 室内で安定した計測ができるように固定具やロードセルを追加している。

  • 比抵抗探査システム
    (AGI Super Sting R8 Marine)
  • eq10

    地下水分布等を非破壊で調査するために使用される。 いわゆる多電極自動測定型電気探査機であり,測定が高速であるため, 大規模な2次元電気探査や比抵抗構造のモニタリングが可能である。